特段、機能が増えたわけでもないモデルを高値で販売するため“売る側”にとっても試練だ。

カイト干隈店・大仁田光マネジャー「めちゃめちゃつらいです。アフターフォローやメンテナンス次第で自転車も変わってくるので、そこを前面に出す接客をしています」
例年クリスマスシーズンは、自転車の需要が増える傾向にあり、納期が伸びることも懸念されている。マネジャーは「サイズだけでも早く決めてもらえれば」と呼びかける。
◆自転車x鉄道、加算は実質500円

その自転車をめぐっては、九州で鉄道内に自転車を持ち込む「サイクルトレイン」が活発化している。今年3月に西日本鉄道(西鉄)がサービスを始め、JR九州も11月19日に実証実験を始めた。

実験は、土日と祝日に筑前前原~唐津間(筑肥線)を3往復運行する列車が対象。利用者は、乗車券と自転車を固定するためのベルトの貸出料として1500円を支払う。ベルトは指定場所に返すと1000円が払い戻されるため、実質的な“自転車加算”は500円だ。