「ジャックと豆の木」という童話を、みなさんは覚えていますか?
ジャックという男の子が手に入れた不思議な豆を植えると、豆の木は天まで伸び、それを登ると雲の上に人食い巨人が住んでいた…というお話です。
■「ジャックと豆の木」の"豆の木"の高さは?手がかりは「もこもこした雲」
もちろん創作ですが、この豆の木が実際にあったら?ほかに使い道がないのか?
そんな疑問を科学など様々な角度から考察するユニークな授業が真庭市で開かれました。題して「空想科学授業」です。


(柳田理科雄さん)
「○○レッド、○○ブルー、○○イエロー。ポーズを決めながらいちいち敵に向かって自己紹介している…なぜ敵はその間に攻撃しないんだろう」

ヒーローものや時代劇、誰もが感じたことのある疑問を熱弁するのは、作家の柳田理科雄(やなぎだりかお)さん。

(空想科学研究所 主任研究員 柳田理科雄さん)
「自分がよく知っているつもりの事ほど、よく見ると色んな発見があるんですね」


物語の疑問点を、様々な角度から考察する「空想科学読本シリーズ」の生みの親です。今回の扱うのは「ジャックと豆の木」。

(柳田理科雄さん)
「ジャックの豆の木って、どんな高さまで伸びたのか?これ調べたいですよね」
どうやって高さを調べるのか?手掛かりとなるのは「気象予報士の見解」です。


(気象予報士のよるVTR解説)
「ジャックと豆の木に出てくる雲はもこもこしていますので、積雲という雲だと思います」


積雲が発生する高度は約2000メートル。豆の木は鳥取の大山(1709m)、愛媛の石鎚山(1982m)より高く伸びたようです。

すると、ある疑問が沸いてきます。