盆休みの帰省ラッシュを前に高速道路での逆走事故を防ごうという取り組みです。警察が道路の管理会社と合同で訓練を行いました。

訓練には、岡山県警とNEXCO西日本などの高速道路の管理会社から約30人が参加しました。山陽自動車道で1台の車が逆走しているという想定です。

(指令)
「大阪方面に逆走する乗用車があり。高速隊は岡山インターから対応」

警察の航空隊から連絡を受けた管理会社の隊員が、一般車両の交通規制を実施。

(岡山県警察本部 高速道路交通警察隊)
「前の車、止まりなさい!止まりなさい!」

駆けつけた警察が逆走車を制止して、安全な場所に退避させるまでの一連の流れを確認しました。岡山県では、今年に入ってから高速道路での逆走が10件発生しています。警察は、渋滞による集中力の低下が逆走につながるおそれもあるとして、注意を呼びかけています。

(岡山県警察本部 高速道路交通警察隊 猪原満副隊長)
「(盆の時期は)交通量が増えてきます。長時間、長距離の運転も多くなってくると思います。無理をせず休憩をしながら運転していただきたい」

また、高速道路で逆走車を発見した場合は、車両と十分に距離を取り安全な路肩に停車した上で、警察に通報してほしいということです。