2022年に集中豪雨で大きな被害を受けた新潟県村上市では、急な大雨に対する不安の声が聞かれました。

【旅館経営 60代】
「3年前は床上浸水ということで、道路のところで私の胸のところぐらいまで水が来た。とにかくうちの従業員も朝から心配している、ほどほどに降ってくれるのはいいけど、線状降水帯だけは勘弁してほしい」

当時、村上市の坂町地区ではJR坂町駅周辺の広い範囲が浸水し、多くの建物が被害を受けました。

【飲食店経営 50代】
「浸水対策は、床下の方にあるものを上にあげたり…。あとは祈るだけ」
「毎年不安になる、この時期になると」

92歳の母を心配して新潟市からやってきた60代の女性もいます。

「3年前は向かいの家まで浸水した。避難するのにも高齢で移動できない。雨が降るたびに、家へ泊まりに来てほしいと母から言われます」

3年前の被害を教訓に、雨に備える住民たちは不安な夜を迎えます。