オウム真理教の後継団体「アレフ」について、公安調査庁が松本智津夫元死刑囚の次男を「代表者」と認定したことがわかりました。

4日付の官報に公示された「アレフ」に対する再発防止処分の請求書の中で、公安調査庁は松本智津夫元死刑囚の次男が2014年ごろから訴訟への対応や構成員の脱会阻止など、「重要な意思決定に主導的な立場で関与していた」と指摘しました。

また次男が「グル=宗教指導者」を自称し、誕生日にあわせて「生誕祭」と呼ばれる行事が開かれていたとしています。

「アレフ」をめぐっては、「オウム真理教犯罪被害者支援機構」に対する10億円余りの賠償の支払いが滞っていますが、これについても公安調査庁は、次男が支払いをしない決定をしていたと認定しました。