かき氷人気の裏に“削りの進化”

そんな中、氷へのこだわりも強くなっており、このブームを支えている16万9000円というのは、最新のかき氷機の削り機の進化のことです。

昔のかき氷はジャリジャリとした氷だったかと思いますが、今はふわふわが主流です。中でも「TKSIー100」という機種は、絹のように薄くふわふわにできるというのが特徴です。

パワフルな回転と圧力のおかげで、歯をちょっとだけ出した状態でもしっかり氷に密着し、薄く削れるようになっています。今、多くのかき氷専門店がこのモデルを購入しているということです。

やはりモーターの力が無駄なく氷に押し付けられるようになっていますので、パワフルに、なおかつ均一に滑らかに削れるようになっているということです。

料理研究家 浜内千波さん:
でも業務用ですよね。一般の家庭用では売ってないということですよね。

出水キャスター:
かっぱ橋に置いてありますので、もちろん価格16万9000円をお支払いする勇気があれば、ご自宅でも味わっていただけるかと思います。

そして、今このかき氷というのは世界でも人気になっています。

ニューヨークでは、“KAKIGORI”という名前がついたお店がオープンしているので、坂口さんによりますと、クールジャパンの商材として、この“KAKIGORI”が世界に根付いていくかもしれません。

井上キャスター:
伝わるってことですか?

出水キャスター:
既にお店はあるので、広がっていくかどうかというのが、今後の試金石ということです。かき氷のポテンシャルは海外にあるでしょうか。

料理研究家 浜内千波さん:
本当に見た感じがとてもおしゃれだから、昔ながらよりも、今の“KAKIGORI”っていうところでは、私はあると思いますよ。

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<プロフィール>
浜内千波 料理研究家
食品企業のコンサルをしながら40年以上料理教室を主宰
日々役立つ家庭料理を中心に伝えている