バリエーションも豊富…かき氷が“ラーメン化”

Parlor Vinefru銀座の店主は、元和食の料理人です。

和を感じる食材がふんだんに使われている「きな粉と求肥のかき氷」(1760円)は、氷に練乳をかけ、その上に乗るのは北海道産の小豆。そして手作りのお餅・求肥を乗せて、仕上げのきな粉を振りかければ完成です。

有名な和菓子「信玄餅」をイメージしたそうです。

続いては、かわいらしい「メロンかき氷」(6050円)です。パティシエが作りました。トッピングには「氷」と書かれたアイシングクッキーが乗っています。そして金魚の形のゼリー、マカロンでできたかわいらしいスイカものっています。

第4次ブームになると、だいぶ進化していますよね。

料理研究家 浜内千波さん:
もう今の時代「かき氷」と呼んじゃいけませんね。「シェイブアイス」「和菓子の氷」とか、そんな名前の方がぴったりくるような感じがします。

出水キャスター:
ちょっとした甘味というか、スイーツというか、確かに“一流料理”というのがふさわしい言葉かもしれませんね。

今のかき氷ブームについて専門家の方にお話を聞き、私が気になったのが「かき氷のラーメン化」。

ラーメンも昔は醤油や味噌、塩といったシンプルなラーメンでしたが、そこから麺にこだわったり、スープにこだわったり、トッピングにこだわったり、様々なこだわりが先鋭化していき、差別化されてラーメン文化というのが確立されていきましたよね。

それと同様に、かき氷もシンプルなものから、氷にこだわったり、トッピングにこだわったり、かけるソースにこだわったりと差別化が進んでいるということです。

一流料理人など異業種からの参入も増えていますし、味や作り方次第でバリエーションも豊富になっているのが、最新のかき氷ということです。