ユネスコの世界ジオパークに認定されている高知県室戸市で、ジオパークがある地域の高校生を招いたフォーラムが開かれています。企画・運営は室戸高校の生徒たちです。

「香港からきました」

「鹿児島桜島からきました」

このフォーラムは、ジオパークを通じて国際交流を深めようと、室戸高校の生徒たちが企画しました。土佐清水市や静岡、香港といったジオパークがある地域の高校生らおよそ90人が参加し、8月4日から4日間の日程で開かれています。

5日は「ジオパークとともに生きる自分」と題したスピーチ大会が開かれ、生徒たちは今後、取り組みたいことを英語で発表しました。

(室戸高校2年 佐々木智菜さん)
「私は文化・自然・地質だけでなく、人の温かさがあることがジオパークの存在意義であり魅力だということをここ室戸から発信していきたいです。そのために室戸の人を紹介するガイドブックをつくりたい」

2025年2月から準備してきた生徒たち。中心メンバーは海外での活動経験があり、今回は自分たちが主体となりフォーラムを企画しました。

(フォーラム実行委員長 室戸高校2年 野村憂音さん)
「海外に行った際、地域の人やガイドの人に助けてもらって、優しさをもらっていろいろな経験をさせてもらった。それを次に渡していきたいという思いがあって、他の人にも同じ経験をしてほしい。いろんな活動をしてほしいと思ってフォーラムを開きました」

6日は津波避難タワーやシェルターなど室戸の防災の取り組みを見学するということです。