諏訪市と茅野市にまたがる車山にある気象庁の車山気象レーダー観測所で行われる年に1度の一般公開が、悪天候が予想されることから、当初の予定の7日から、8日に延期されることになりました。
ただ、現時点では8日の天気の状況も微妙なことから、実施するかどうかは、6日の昼前に決めるとしています。

車山気象レーダーは、標高1925メートルの車山山頂付近にあり、レーダーの反射を使って、広い範囲の雨や雪の強さや、移動する様子などを観測しています。

建物の上部に白くて丸いドームが乗っているのが特徴で、ドームの中には直径4メートルのパラボラアンテナが収められています。

普段は内部に入ることはできませんが、年に1度だけ一般公開が行われていて、2025年は8月7日に公開され、観測中のパラボラアンテナが回転する様子を見ることができることになっていました。

しかし、7日は悪天候が予想されることから、長野地方気象台は5日、延期を決め、翌日の8日に行うことを明らかにしました。

ただ現時点では、8日の天気も晴れ間が広がるか微妙な状況なため、最終的に8日に実施するかどうかは、6日の午前11時ごろに判断するとしています。

公開するのは、午前9時半から午後2時までですが、天候によっては短縮する場合もあるとしています。