今年1月に閉店した愛媛県大洲市の商業施設「アクトピア大洲」の解体作業が巨大な重機を使って進められています。
跡地の活用策は決まっていないということです。

解体工事が進められているのは、大洲市中村にあった商業施設「アクトピア大洲」の建物です。

「アクトピア大洲」は1995年にオープン。
「フジグラン大洲」や「いよてつ高島屋大洲店」などが入る複合店舗として、地域の住民に親しまれてきました。

しかし、「いよてつ高島屋」が4年前に撤退、今年1月に「フジグラン」を含む施設全体が閉店しました。

解体作業にはおよそ50メートルの高さまで作業ができる重機が使われていて、きょうは、6階部分の柱や天井などを崩す作業が行われました。

この重機は、パワーがある上、大型で重量があるため安定していて、高さに応じてアームを交換しながら作業を行うことができるということです。

神開発 オペレーター部 水代光紀部長
「今まで小さくしていたものを大きいままどんどん搬出・撤去できるというのは効率がかなり上がる一日でも早く完遂して静かな日常を戻せたらと思っている」

大洲市によりますと、建物の跡地は、土地の所有者に返還される予定で、その後の活用策は決まっていないということです。

市は「隣接する平面駐車場は市の所有で公共施設の整備も含め検討する」と説明しています。