福島県相馬市では、5日、毎年恒例となっている大相撲・玉ノ井部屋の夏合宿が始まりました。
十両の東白龍や羽出山などあわせて22人が所属する大相撲・玉ノ井部屋。相馬市の相撲道場で夏合宿に入りました。この合宿は、先代の親方が相馬市出身であることから、30年以上前から毎年行われています。

5日は土俵開きが行われ、力士や親方、それに関係者が合宿期間中の安全などを祈りました。
玉ノ井親方「(相馬市は)第二のふるさと。力士たちも毎年相馬に来るのを楽しみにしていますし、そのぶん、勝って恩返しをしていかないといけない」
このあと、訪れた相撲ファンや家族連れにちゃんこ鍋がふるまわれ、力士との交流を楽しんでいました。

訪れた子ども「幼稚園のころからずっと来ている。力士のおっつけとかを見てみたい」
訪れた人「強くならないと(この合宿を)ずっと長く続けてもらいたい」
稽古は6日から18日まで行われ、期間中、玉ノ井部屋は地元の盆踊り大会や夏祭りに参加する予定だということです。期間中の朝稽古を一般見学できるほか、9日には相馬市の「浜の駅松川浦」でちゃんこをふるまうということです。