果樹園ではブドウの実に”張り”が
こちらは、7月29日に取材した朝倉市のブドウの観光農園「信ちゃん果樹園」です。
1週間以上も雨が降っておらず、強い日差しの影響で、実がしぼんでしまうという被害が出ていました。
久しぶりの雨でブドウの様子は?

信ちゃん果樹園 本園拓也さん
「この前まで日照りが続いて柔らかく柔らかくなっていたけど張りは少し気持ち戻ってきている」
ディレクター
「確かに、水が足りないというか。こっちは跳ね返すような張りがある」
信ちゃん果樹園 本園拓也さん
「木が十分、水分を吸ったので、今度は実に戻してあげよう」
ディレクター
「雨を待っていた?」
信ちゃん果樹園 本園拓也さん
「待ってます、ずっと待ってますね。天気予報見て、ずっと晴れやんって」

4日の雨によって、ブドウの実にも、十分な水分が届き始めているということです。
ただ、雨の量によっては、心配なことも…

信ちゃん果樹園 本園拓也さん
「雨がどれくらい降るかによる。豪雨級に降ると実が割れます。確実に。パンと中の実が、果汁が出ちゃうんで。気温が下がるのはいい、日差しも弱くなるし。ただ雨の量は未知数なんでこればっかりはどうしようもなんとも言えない…」
ダムの貯水率は
福岡県の主要21のダムの貯水率は8月1日時点で75.6%となっていますが、朝倉市の寺内ダムは40.9%と半分を切っている場所もでてきています。
潤沢に水がある状況ではなく今週の雨は恵みの雨になりそうです。
コメ農家の梅野さんによると、早場米に関しては、7月までの雨で順調に成長できたということですが、10月に収穫するコメに関してはこれからの水が必要になるため、今から雨が降ることを祈っているということでした。