8月9日の長崎原爆の日を前に、平和祈念式典が行われる長崎市の平和公園で4日、大型テントの設営が行われました。

強い雨が降る中での作業開始となりました。

長崎市の平和公園ではけさから市の委託を受けた作業員らが平和祈念式典で使われる大型テントの設営に入りました。

被爆80年の今年、縦・横およそ40メートルのテントの幕がおよそ30年ぶりに新調されました。

午後からはクレーン車2台を使ってテントが立ち上げられ、5日以降、暑さ対策のミストシャワーなどが取り付けられることになっています。

今年の平和祈念式典は去年よりも300席多い2700席が準備され、過去最多となる101の国と地域、EUの代表が参列の意向を示しています。

なお、アメリカは去年、市のイスラエルへの対応を巡り式典を欠席しましたが、アメリカ大使館は4日、今年の式典にジョージ・グラス駐日大使が参列すると発表しました。