宮城県登米市の複合施設「仮称・地域交流センター計画」についてです。
熊谷康信市長は、4月の就任後に中断していた基本設計の業者の公募を今週中に再開させる方針を明らかにしました。あくまでも計画の白紙撤回に向けた手続きとしています。

熊谷康信 登米市長
「(設計業者の)公募を再開するのは、設計費用を割り出すのが一番の目的」

登米市の熊谷市長は4日の定例会見でこのように述べ、複合施設の設計費用を割り出すため4月下旬から中断していた基本設計の業者の公募を今週中に再開させる考えを示しました。

複合施設の計画を白紙撤回させる意向は変わらないとしています。

熊谷康信 登米市長
「白紙撤回をするための手法として捉えてほしい。事業費をしっかりと割り出させてもらう。そのためのプロポーザル」

複合施設の計画を巡っては、6月の市議会で、熊谷市長が白紙撤回に必要な補正予算案を出したものの議員側から出された修正動議により成立しませんでした。

登米市によりますと、基本設計の費用は約1億8000万円で、9月下旬にも業者が決まる予定です。