■陸上・全米選手権 4日目(日本時間4日、アメリカ・オレゴン州ユージーン)
東京2025世界陸上の代表選考を兼ねた全米選手権の4日目が行われ、男子200mでN.ライルズ(28)が、19秒63(+0.2m)の今季世界最高タイムをマークし優勝した。
レースは100mを制したK.ベドナレク(26)を追う展開となったが、ラストの直線でかわしたライルズが0秒04差で制した。スタンドから見守った母・キーシャさんは、立ち上がってガッツポーズ。喜びを爆発させた。
ライルズにとって200mは世界陸上3連覇中(2019年ドーハ、2022年オレゴン、2023年ブダペスト)の種目。前回の世界陸上では100m、200m、4×100mの3冠を達成し、ワイルドカードを獲得している。
今大会は1日目に行われた100mの予選を10秒05(+0.1m)で通過。2日に行われた準決勝は棄権したが、アメリカの選考基準を満たし東京2025世界陸上への出場権を得ている。
男子110mハードルでは、昨年のU20世界陸上チャンピオンのJ.サープ(19)が今季世界最高タイム(12秒87)を持つC.ティンチ(25)を抑え、自己ベストの13秒01(+0.7m)で優勝。世界陸上3連覇中で、ワイルドカードを持つG.ホロウェイ(27)は同日行われた準決勝を13秒18(-0.1m)で走り決勝に進んだが、棄権した。