佐久市のJR東日本の車両基地で3日深夜、小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」のバッテリー部分から火が出て、間もなく消し止められました。
けが人などはありませんでしたが、この影響で、「HIGH RAIL 1375」は4日の運転を取りやめました。

佐久警察署によりますと、3日午後11時半前、佐久市中込にあるJR東日本の車両基地で、「HIGH RAIL 1375」のバッテリー部分から白い煙が上がっているのを関係者が見つけ、消防に通報しました。

佐久消防署の消防車1台が現場に駆け付けましたが、放水はせず、4日の午前1時ごろ鎮火が確認されました。


「HIGH RAIL 1375」は、週末などを中心に、小諸駅と山梨県の小淵沢駅の間で運行される観光列車で、午後10時前にこの日の3回目の運行を終え、車両基地に移動して給油を終え、さらに移動しようとしたところエンジンがかからなったため、確認したところ、バッテリー部分のプラスチックがとけ、白い煙が上がっていたということです。

警察で、原因を調べています。

これを受け、JR東日本長野支社は、4日に予定していた「HIGH RAIL 1375」の1号、2号、星空の3本すべてを全区間で運休すると発表しました。

「HIGH RAIL 1375」は次は、7日から11日まで運行されることになっていますが、JR東日本長野支社では、7日の運行は現時点では未定としています。