3日、一人で大山登山をしていた男性が遭難し、警察の山岳救助隊に救助されました。
琴浦大山警察署によりますと、遭難したのは岡山県岡山市の会社経営者の男性(56)です。
男性は3日午前8時ごろ、川床登山口から単独で入山し、中国自然歩道から登山を開始しました。その後、大休峠から矢筈ヶ山、甲ヶ山を経由して甲ヶ谷を下山中、標高約1000メートルの地点で道に迷い、疲労から自力での下山が困難になったため、同日午後4時すぎ、男性自ら110番通報をして救助を要請したということです。
救助要請を受けて、警察の山岳救助隊が救助活動を開始。午後6時半ごろ、男性と接触し、現場で応急処置をしたあと共に下山を開始し、午後7時40分ごろ無事下山を完了しました。
男性にけがなどはありませんでした。
琴浦大山警察署によりますと、男性は最低限の飲み物や食べ物はもっていましたが、登山届を提出しておらず、「短時間で登頂できると思っていた」と話していたということです。