■陸上・富士北麓ワールドトライアル(3日、富士山の銘水スタジアム)

タイムトライアルレースで行われた男子400mは中島佑気ジョセフ(23、富士通)44秒84で優勝、世界陸上参加標準記録の44秒85を0.01上回り世界陸上代表入りに大きく前進した。

富士山の銘水スタジアムは標高約1000m付近にありタイムが出やすい競技場と言われている。男子400mの最終組には7月6日の日本選手権で優勝した今泉堅貴(23、内田洋行AC)、そして、佐藤拳太郎(30、富士通)、佐藤風雅(29、ミズノ)、中島佑気ジョセフ(23、富士通)とパリオリンピック™のマイルリレーメンバーが集まった。

スタートは佐藤拳太郎が好スタートを切ったが、中盤から佐藤風雅がスピードを上げていき、最終コーナーもスムーズに入っていった。それでも最後の直線で中島佑気ジョセフが粘りを見せて、佐藤風雅を逆転し、トップでフィニッシュ、中島はタイムを確認するように電光掲示板を見ていた。

そして、44秒84が表示されると「よーし!」と大きな声を出して、ガッツポーズ。世界陸上参加標準記録を0.01上回り、世界陸上代表に大きく前進した。