■陸上・全米選手権 2日目(日本時間2日、アメリカ・オレゴン州ユージン)

東京2025世界陸上の代表選考会を兼ねた全米選手権の2日目が行われ、男子100m決勝では、パリオリンピック™7位のK.ベドナレク(26)が9秒79(+1.8)の自己ベストで優勝した。C.リンジー(26)が9秒82で2位、M.ティ・マーズ(21)が9秒83の3位で、ともに自己新を記録して世界陸上の出場権を獲得した。

世界陸上オレゴン大会(22年)銅メダルのT.ブロメル(30)、ドーハ大会(19年)金メダルのC.コールマン(29)がそれぞれ9秒84、9秒86と今季ベストでフィニッシュするも4位、5位で同種目での代表権を逃した。

前回世界陸上ブダペスト大会(23年)で100m、200mで2冠のN.ライルズ(28)は前日の100m予選に出場し、10秒05(+0.1 m/s)の組1位で予選突破。この日の準決勝は棄権したが、前回王者のライルズはワイルドカードにより、アメリカの選考基準を満たし、東京世界陸上の出場権を得ている。世界陸上短距離2冠に向け、最終日(日本時間4日)は200mにもエントリーしている。

女子100mはパリ五輪銅メダリストのM.ジェファーソン=ウッデン(24)が今季世界最高となる10秒65(+0.4)の自己ベストで優勝した。

女子400mハードルで五輪2大会連続の世界新記録で連覇を果たしたS.マクローフリン レブロン(25)が400mの予選に出場し、全体トップの49秒59をマーク。翌日に行われる決勝に駒を進めた。

※写真は左からティ・マーズ、ベドナレク、リンジー