【屋良朝幸】ミュージカル主演で環境問題に「この作品をやって、もっと自分が変わらなきゃいけない」

屋良朝幸さん主演のオリジナルミュージカル「りんご」の公開ゲネプロと開幕直前取材会が行われ、屋良さんをはじめ、梅田彩佳さん、Def TechのMicroさんらが意気込みを語りました。本作は青森のりんご農家・木村秋則氏の実話をもとに、当時「出来るわけがない」と否定的な意見が多かったりんごの“自然栽培" に人生を賭けた彼の生き様と、その家族の半生をダイナミックに描いたミュージカルです。

主演の屋良さんは、“1か月半ぐらいの稽古がすごく濃い時間だったっていうのはあって、キャストのみんな、そしてスタッフ、クリエイター陣の皆さんが、本当にこの「りんご」にかける思いが、ものすごく熱いものをみんな持っていまして、もう最初出会った時から目指すところが見えていたんですね。以前僕も、青森で木村さんにお会いさせていただいて話を聞かせてもらったっていうのもあるんですけども、その熱量がずっと今に至って、やっと幕が上がるんだっていう、お客さんにどう見てもらえるのかなっていうのがすごく楽しみで、今いっぱいですね”と初日への思いを語りました。
取材会には自然栽培に挑んだ木村秋則さん本人も登場。ゲネプロを観たという木村さんは、“始まった直後から涙、涙でマスクが涙で濡れてしまって、取り替えたり、体中の涙が全部出るほどの感激でした”と喜びの声が聞かれました。

また、屋良さんは“いろいろ起こっている自然災害とかもそうだし、それって僕たちが作ってきてしまったものだと本当に思うので、木村さんがずっと何十年も戦って、今も戦っているっていうこの現実を、もっと広い人に知ってもらわないと。これから本当にこの地球ってどうなっていくんだろう？僕らの次の世代はどうなってしまうんだろうって、本当にこの問題って考えなきゃいけないと思うし、この作品をやって、もっと自分が変わらなきゃいけないっていうのも見えてきたので、これは本当に皆さんに是非伝えてほしいなって思います”と話しました。