鹿児島県内は1日も厳しい暑さとなり、さつま町で今年最高の36.7度を観測しました。県内では1日、これまでに熱中症の疑いで13人が搬送されています。あす2日も熱中症に警戒が必要です。
高気圧に覆われ、強い日差しが照りつけた1日の県内。日中の最高気温は、さつま町で36.7度、伊佐市で36.2度、日置市で35.7度、薩摩川内市で35.5度の猛暑日となり、このうち、さつま町では今年最高となりました。
1日、36.7度まで上がり、県内で最も気温が高かったさつま町です。猛暑の中、神社では1日夜から始まる祭りの準備に追われていました。
「36度?本当ですか。祭りにあわせて暑くなってくれたもの」
「いつもと違う暑さ。休憩しながら準備している」
暑さに参っているのは、ヒトだけではありません。さつま町の畜産農家では飼育している肉用牛の熱中症対策のため、5分おきにミストを吹きかけていました。牛は熱中症になると食欲が半分ほどに落ち、生育が進まなくなるということです。
(福永畜産 林英男さん)「食欲が落ちないように、体調管理をしっかりとやるためには大事。暑いので大変。夏場は特にこのあたりは猛暑なので気をつけている」
県内では1日、午後4時までに熱中症の疑いで13人が救急搬送されています。県内は2日も全域に熱中症警戒アラートが発表されています。
室内でのエアコンの利用、こまめな休憩・水分補給など熱中症への警戒が必要です。