「これ好きかな?とか考えながら買っている」

売れ筋やその日の天気などを参考に利用者の希望に沿った商品を仕入れます。


麻友さん:「ちょっといいお茶。こういうの欲しいと言ってくれるので逆に何買っていけばいいかわかるのでありがたい」

裕邦さん:「これなんか地元・高村さんの。地元の商品とか色んなものを積める。季節になったら生のアンズを積んだり、そういうことも出来るので、はじ丸を選んだ」


トラックいっぱいに合わせて400品ほどを載せて出発です。向かったのは、買い物の不便な山間地…ではなく住宅街。


音楽で到着を知らせると、すぐに荷台を開け、あっという間に店のように。

利用者:「けがをしちゃって歩けないからうんと助かる。(移動スーパーを)やるという話を聞いてからずっと待っていた。楽しい」

価格は、ガソリン代や人件費を上乗せするため、店頭よりは高くなりますが、自宅のそばまで行くことが何よりありがたがられるといいます。

特に「店に一人で自由に行けない」という人など市街地での需要が高まっていて、夫婦は一人ひとりに寄り添った接客を心がけます。

目が不自由だという女性はこれまでは家族やヘルパーと買い物に行ったり、地元の商店に配達を頼んだりしていたそうですが…


利用者:「(店がなくなって)配達が全くできなくなったこうやって来ていただくのがどんなに助かるか。ちょっと手に取って触らせてもらったりして気楽にやらせてもらえるので本当にありがたい」