市の助成で1泊5食6000円

国は2021年から市町村の努力義務として産後ケア事業の実施を促進していて、こちらの事業は福岡市の助成を受け、6000円で利用することができます。

育児サポートはもちろん、1泊5食付き。
ホテル内でのランチに加え、おやつや夕食、夜食は産後の体に寄り添った特別メニューを提供、栄養面でもサポートします。
産後ケアメニューを開発 細川里菜さん
「栄養面はバランス良くボリュームもある満足感のあるメニューになっています。(夜食は)赤ちゃんを抱っこしながらでも片手で食べられるメニューを提供します」

兒玉菜湖さん
「ありがたいですね~」「彩りも綺麗だし、誰かのご飯を食べられるのが一番嬉しいかもしれない」
産後うつで自殺も・・・兆候をいち早く察して支援
核家族化が進み周囲のサポートが受けにくくなる中、産後うつなどが原因で2024年、出産後1年以内に自殺した女性の数は全国で66人に上っています。
こうした中、拠点を病院からホテルに移し、産後ケアを独立させることで、必要なタイミングで適切なケアが可能になったと話します。
真田産婦人科麻酔科クリニック 平川俊夫 理事長
「孤立して育児をしている方が多い。育児に対するプレッシャーが大きくてそれから逃れられない、そうなる前にそういう兆候を早く察して支援し悲しい結果につながらなくてすむようになればと、産後ケアもそういった役目がある」