リゾートホテル滞在型のケア事業も

兒玉菜湖さん
「初めてこんなに長く離れるので。こっちが寂しいかもしれない」

産後3か月の兒玉菜湖さん。

とにかくゆっくり体を癒したいとこちらのホテルを訪れました。

RKB 武田華奈 リポーター
「ルイガンズの2階フロアの奥に、やってきますと…ここから先が産後ケア専用の部屋になっています」

兒玉菜湖さん
「わー!ずっと外見て過ごしそう」「嬉しい…」

兒玉さんの夫
「普段、頑張ってるご褒美」

福岡市東区のリゾートホテル「ザ・ルイガンズ」で行われている産後ケア、「シーサイドマリィFUKUOKA」

ショートステイ・宿泊型で、親子の健康状態や育児の悩みなど、常駐している助産師のヒアリングを受け、プランを設定。

思い思いの時間を過ごすことができます。

助産師
「休めてますか?」

兒玉菜湖さん
「そうですね。休める日もあったり、できなかったり・・・」「しっかり助産師さんが見てくれるという安心感があるので、思ったよりゆっくり過ごせそう」

産婦人科医院がケア事業を強化

このリゾートホテルを活用した産後ケア事業を行っているのは、福岡市東区の真田産婦人科麻酔科クリニック。

これまで病院内で空いたベッドを利用して行っていたケアを2025年4月からホテルに移しました。

真田産婦人科麻酔科クリニック 平川俊夫 理事長
「病院の中ではなかなか落ち着かない人も、ホテルは開放感があるし独特の癒しや休息を感じられるので、さらに希望する方が増えている」

真田産婦人科では、県内でいち早く2014年から産後ケア事業をスタート、これまでに4500人を超える利用者と関わる中で、産後ケアの需要の高まりを感じています。

真田産婦人科麻酔科クリニック 平川俊夫 理事長
「産後ケアというのは特別なことじゃなくて、少し休息するのはごく当たり前で、誰でもしていいという世の中の認識になってきた」