「産後ケア」をご存じでしょうか。
産後間もない母親と赤ちゃんに対し、心身のケアや育児のサポートなどをする事業です。
核家族化が進み需要が高まる中、8月1日、福岡市に県内で初めてとなる民間の産後ケア専門施設がオープンしました。
多様化する産後ケアを取材しました。
民間の専門施設 最大7時間滞在で2万6400円から
福岡市中央区六本松に1日オープンした産後ケア施設「マテルニテ」。

民間としては県内で初めての専門施設で、赤ちゃんを助産師などの専門スタッフに預けて、ランチやエステなどのサービスを受けながら体を休めることができます。

RKB 武田華奈 リポーター
「利用者の方は赤ちゃんを預けた後、こちらの部屋でゆっくり過ごすことができます。木のいい香りがして癒されます」

こちらの施設はデイケア・日帰り型で、5時間から最大7時間まで滞在時間などに合わせて3つのプランがあります。
料金は2万6400円から3万8500円ととなっていて、プレオープン中のこの日は4人が利用しました。
利用者
「久しぶりに少し自分の時間を持ててリラックスできた」
産婦人科医が会社設立し運営
この施設を手がけたのは、福岡市の東野産婦人科です。
会社を立ち上げ、産後ケア事業に乗り出しました。

マテルニテ代表 東野産婦人科 村田将春 医師
「福岡では以前から多くの方によって産後ケアが地道に提供されてきた歴史がある、もっと知られてもいいし、もっと広まっていったらいいので、受け皿の一つとして加わりたい」

福岡市によりますと、産後ケアの利用者数は増え続けていて、2023年は前の年に比べ倍増しています。
こうした中、民間施設を活用し、産後ケア事業を強化した産婦人科医院があります。