岡山県総社市の宝福寺で、早朝から座禅を組む夏の恒例行事「暁天(ぎょうてん)座禅」が始まりました。

夜が明けたばかりの寺の境内に蝉しぐれと警策の音が響き渡ります。

雪舟が涙でネズミを描いたとされる総社市の宝福寺で始まった暁天座禅です。

釈迦が明け方の空を見て悟りを開いたという故事にちなんで行われる夏の恒例行事で、参加者は静けさの中、心を無にしていました。

(参加した人)
「さわやかな気持ちになれるかな」

「本当に気持ちいいです。心が落ち着くというか」

「日常あまり経験しない内容なので、いい経験だと思いますけど」

宝福寺の暁天座禅は今月(8月)5日まで、毎朝5時から行われます。