夏の高校野球長野大会を制した松商学園高校の選手が甲子園に向けて出発しました。「甲子園での勝利」をイメージした練習を重ねて、大会に臨みます。
4年ぶり38度目の優勝を果たした松商学園高校。7試合で3失点、さらにノーエラーという堅い守りで勝ち抜きました。
攻撃面で光ったのは、勝負強さ。
ランナーを3塁に置くと警戒される中でもスクイズで1点をもぎ取る得点パターンで、接戦をものにしました。
優勝を決めた翌日から選手たちは、気持ちを切り替え練習を重ねていました。
松商学園 小林伸伍主将:「本当に(全員が)気の緩みどころがないという点はすごいと思いますし、みんなが甲子園に向けて気を引き締めて、もう1回一丸となることは全員でできています」

練習のテーマは、「甲子園での勝利」。グラウンドに立つイメージを持って積極的で堅い守備を磨きます。
松商学園 松宗勝監督「(甲子園の)グラウンドは日本一だから、そんなにイレギュラーもないと思うぞ」
その後、実戦形式の打撃練習では、終盤の接戦を想定したスクイズも練習。
準決勝・決勝と重要な場面でスクイズを決めた久保田選手は。

松商学園 久保田悟選手:「練習でも一球一球 試合を想定してやるということを意識しています」
2時間ほどの練習の最後には。

「勝ちました松商学園高校の栄誉を称え、同校の校歌を演奏し、校旗の掲揚を行います」
さらに「勝利をよろこぶ練習」も!
松商にとって試合に臨む前のルーティーンになっているといいます。

松商学園 松宗勝監督:「勝って校歌を歌うというイメージを持つことによってチームとして何をすればいいのか、個人としてどうすればいいのか、というイメージがしやすいという効果があると思っています」