夏の高校野球高知大会で優勝し、2年ぶり2回目の甲子園出場を決めた高知中央高校で、31日、甲子園に向けた壮行式が行われました。
高知中央は、26日に行われた夏の高校野球高知大会・決勝で、明徳義塾に3-2で勝利し、2年ぶり2回目の甲子園出場を決めました。
31日の壮行式では、準決勝・決勝とも逆転で勝利を掴んだ選手たちが、高知大会の優勝旗を掲げて入場しました。
そして、高知県高校野球連盟の山岡晶会長が「たゆまぬ努力と野球に対する思い、チーム一丸となって勝利に向かう姿勢が、チャンスをつかんだ」と、チームを激励しました。

今の3年生が1年生だった2年前・2023年、高知中央は初めて夏の甲子園に出場し、1回戦で勝利しました。2年ぶりとなる“聖地”、髙山大和主将は「小さいころからの夢」と話したうえで、2年前の先輩たちを超えると意気込みます。
◆高知中央 髙山大和 主将
「『甲子園で勝つぞ』という気持ちがあるので、そういう面では(1年生だった)2年前の甲子園の『1勝』という結果よりも上の、『2勝・3勝』を目指したい」
そして山野司監督はPL学園出身で、清原和博さん・桑田真澄さんの“KKコンビ”の1学年後輩です。大学卒業後は社会人野球や大学野球で指導していて、2年前に甲子園出場を果たした太田弘昭監督(香川・寒川)からバトンを受け、今年4月から初めての高校野球の現場で指揮をとっています。
そんな山野監督は“就任3か月”での甲子園出場を決めましたが、“聖地”に向けては謙虚に意気込みを語りました。

◆山野司 監督
「高知県代表として皆様に応援していただけるように、はつらつとしたプレーをしたいと思います」
夏の甲子園は8月3日に組み合わせ抽選会が行われ、5日に開幕します。