■「初めて俳優としての“夢”みたいなものができた」

打ち込める作品に出合い、全身全霊で演じてきた佐藤。20代後半からは、以前と異なるモチベーションで作品に向き合っているという。
最高視聴率15.4%を記録した“恋つづ”は、佐藤には珍しい王道ラブストーリー。そんな同作に「20代が終わるくらいになって焦りだして、はっとして。やばい、俺このまま30代に突入したらもう二度とキラキラしたラブストーリーできないのか、と思って」「今ギリギリできるものを大事にしたいと思った」という思いから出演を決めたことを打ち明けた。
そして「20代後半くらいから初めて俳優としての“夢”みたいなものができた」とも。その夢とは「日本語で演じ、日本語で作ったドラマを海外の人にも当然のように見てもらえる世界を作りたい」というもの。
「そのためにどうやったらいいかを考えた時に、僕の中で出た答えが“日本発のアジアスターを生むこと”だったんですよ。『あの作品面白いよね』じゃなくて『あの作品のあの人、いいよね』って言われることが大事だと思っていて」「広く知られる作品を作るんじゃなくて、狭くてもいいから(視聴者の心を)深く刺す作品が必要だと思った」とも語った。