岡山県吉備中央町の浄水場で有害性が指摘されている有機フッ素化合物・PFASが検出された問題です。健康不安の解消に向けた対策を住民とともに考える検討委員会の初会合がきのう(30日)開かれましたが、出席者からメンバーに一般住民を加えるべきなどといった意見が相次いだため、仕切り直しになりました。

昨夜(30日)初会合が行われたのは「有機フッ素化合物に関する対策検討委員会」です。円城浄水場から有害性が指摘されているPFASが極めて高い濃度で検出された問題を受け、健康不安を解消するための対策などを住民とともに考えようと、町が設置したものです。

初会合では当初委員会の開催頻度や具体的な対策を話し合う予定でした。しかし出席した町議会議員や自治会長など、13人のうち多くから、「町が選んだ今回のメンバーだけでは住民の考えを十分に反映できない。子どもの保護者など、一般の人も加えるべき」といった意見が出たため、メンバーを改めることになりました。

(山本雅則吉備中央町長)
「それぞれ地域の事を知っている方に出ていただいて、本当に気軽に情報提供していただくのが大事かなと」

町では9月中旬までに、追加のメンバーを選び、あらためて会合を開催することにしています。