岩手県内でチーズ製造を行う工房や乳業メーカーが集まり「岩手県地域チーズ協議会」の設立準備が進められていす。

30日は、取り組みの目玉となるオリジナルチーズの試作品の試食会が盛岡市で行われました。
試食会は、試作を行った工房の関係者らが集まり行われました。

2024年から設立準備が進められている「岩手県地域チーズ協議会」は、取り組みの目玉としてオリジナルチーズとなる酒粕を使ったモッツァレラチーズの開発を目指しています。
開発に向けては、5月には東京からチーズ職人を招いた勉強会も行われました。

勉強会で学んだことを生かし、県内4つの乳業メーカーやチーズ工房が試作した酒粕のチーズを持ち寄り試食が行われました。
基本の製法は同じものの、使う酒粕の種類や加える割合がメーカーごとに異なるため、参加者は香りや色を確認しながら味わっていました。

(試食会の参加者は)
「酒粕の持っている風味をまだ活かせていない部分も多いと思うので、今日いただいた意見を基にブラッシュアップして、より良いチーズを作っていきたいと思う」

今後は各工房でさらに試作を重ね、オリジナルチーズの完成と2025年度中の協議会設立を目指します。