学歴詐称疑惑が向けられた市長と“三田のコメはまずい”発言で批判を浴びた市長。2人の“お騒がせ市長”の「火消し」はうまくいったのでしょうか?

謝罪行脚に実りは? 三田市長「いったん受け入れる気持ち」

新潟・上越市 中川幹太 市長
「ご不快な思いをさせてしまい、深く反省しているところでございます」

新潟県上越市の中川幹太市長は29日、上越市から直線距離で約370キロ離れている兵庫県三田市に出向き、謝罪行脚することになりました。かつて自らが住んでいた三田市のコメを「まずい」と言ったからです。

新潟・上越市 中川幹太 市長(7月1日の懇親会にて、三田市のコメについて)
「まずい。これあんまり言ったら怒られるんですけど」

この2日後にも、専門学校生との意見交換で、三田市のコメについて「あまりおいしくない」と発言しました。

「コメがまずい」と言われた三田市の市長は抗議。これを受け、上越市の中川市長は電話などで謝罪しましたが受け入れられず、三田市でこうべを垂れることになったのです。

新潟・上越市 中川幹太 市長
「軽率な発言だったと思い、深く反省をしております」

中川市長はまず、三田市の市長に謝罪。次に、三田市のコメ農家にも謝罪。JAの関係者に謝罪した際は、厳しい言葉をぶつけられました。

JA兵庫六甲 平尾勝春 組合長
「三田米の価値が下がって値段が安くなったらどうしてくれるんだ、売れなくなったら上越市は責任をとってくれるのかなど、不安の声が上がっているのが現状です」

最後は、三田市の市長と三田米を味わいました。

新潟・上越市 中川幹太 市長
「本当においしいおコメでした。ありがとうございました」

兵庫・三田市 田村克也 市長
「謝罪はいったん受け入れる気持ちです」

謝罪行脚は実りがあったようですが、一方で静岡県伊東市の田久保真紀市長は、また疑惑が深まることになりました。