30日朝、カムチャッカ半島沖で発生した地震により、太平洋沿岸の広い範囲に津波警報が発表されています。
この地震の影響で富山県内でも若干の海面変動が予想されています。

けさ、ロシアのカムチャツカ半島の近くを震源とするマグニチュード8・7の巨大地震が発生し、気象庁は北海道から近畿まで広い範囲に津波警報を発表しました。

岩手県の久慈港では、1・3メートルの津波を観測し、消防庁は21の都道県で計190万人に避難指示を出しました。

気象庁会見「津波は1日程度続く見込み」

気象庁は、この地震の影響で富山県沿岸でも20センチ未満の「若干の海面変動」が予想されるとしています。

きょう午前10時過ぎ、富山県庁では。

記者「太平洋沿岸の津波警報の発表を受けて、県の防災課が情報収集にあたっています」

防災・危機管理課の職員が県内の被害状況の確認のため、関係機関や庁内の関連部署との連絡に追われていました。

県・小川裕希防災課課長「とりあえず今情報収集するということと、今庁内の方の情報も合わせて確認しようかなと思ってます」

県によりますと午後5時現在、海面変動に伴う被害は確認されていないということです。

富山地方気象台によりますと、「若干の海面変動」で避難の必要はないものの、海に出る際などは引き続き注意が必要だとしています。