へルソン撤退で圧力高まる…ウクライナ東部での戦闘激化か


ーーアメリカのバイデン大統領は『調査を待つまで言いたくはないが、軌道から考えるとロシアから発射されたとは考えにくい』と話しています。G7とNATOはインドネシアで緊急首脳会合を開催し、『ポーランドの調査に全面的に協力する』との共同声明を発表しました。今後どうなっていくんでしょうか?
「ロシア軍はヘルソンの撤退で国内から圧力が高まっていて、これ以上奪還されないように防衛し東部の戦闘が激化していくと思います。既にヘルソンから撤退したロシア軍の部隊がロシア軍の部隊が東部戦線に移っているという報道があります。そしてプーチン大統領はヘルソン撤退で、ロシア国内の強硬派からかなり批判を受けています。つまりヘルソン撤退への咎を受ける可能性があって、まず死守する。もし、東部でウクライナ軍の進軍により奪還される所が出てくると、プーチン大統領への批判が高まっていく可能性があります」

ーーいずれにしてもポーランドに着弾したミサイルがどこから飛んできたかは明らかになるということでしょうか?
「これは国際的な調査、NATOの調査団、ポーランドやウクライナも調査に協力すると思います。ここでどのようにミサイルが飛んできたのか、もちろんこれはウクライナ軍の迎撃ミサイルであったとしてもロシア軍による全土の攻撃がなければこのことは起きておりません。ですから、2人亡くなったことは事実で重いんですけども、ポーランド側はウクライナを支援しておりますので、またウクライナと一緒になってロシアを攻めるというようなことを言うのかもしれない。ここはポーランド大統領の発表を待ちたいなと思います」

(11月16日放送MBSテレビ『よんチャンTV』より)