続投を表明した石破総理に対し、自民党内から退陣を求める声が相次いでいます。
自民党が両院議員総会を近く開催することが決まる中、「続投」か「退陣」か、熊本選出の自民党国会議員の考えを聞きました。
7月29日午後にRKK(熊本放送)の電話インタビューに応じたのは、衆議院熊本3区選出、自民党の坂本哲志国会対策委員長です。執行部の一翼を担う坂本国対委員長は、石破総理続投に向けて力を尽くす考えを示しました。

熊本3区選出 自民党 坂本哲志 国会対策委員長「支えられる分だけ支えていきたいと思います」
29日午前には党の幹部会合が開かれ、議決権のある両院議員総会を近く開催することが決まりました。これを受けて、石破総理は。
石破総理「丁寧に説明する 真摯に説明する 逃げずに説明する他ない」
前日28日に開かれた両院議員懇談会で続投を表明した石破総理に対し、辞任を求める声が相次いだといいます。
それでも坂本国対委員長が石破総理の続投を支持する理由は?
熊本3区選出 坂本哲志 国会対策委員長「トランプ関税は粘り強い交渉をした。日本の景気を良くしようという物価高対策への熱意は一定の評価をしている」
石破総理の進退について熊本県選出の国会議員6人のうち、坂本国対委員長を含めて29日午後6時までに取材ができた、議員4人の考えは以下の通りです。

熊本3区選出 坂本哲志 国会対策委員長
「トランプ関税は粘り強い交渉をした。一定の評価をしている」
熊本1区選出・木原稔 衆議院議員
「『与党過半数は必達目標』と明言していたため、けじめが必要」
熊本選挙区選出・松村祥史 参議院議員
「しかるべき時期に総理が決断することだ。党内闘争をしている場合ではない。自民党がどう変わるかが重要」
熊本選挙区選出・馬場成志 参議院議員
「政治を前に進めるのが困難な状況。総裁として責任を感じていると思う。おのずとその判断は出てくると思う」
また、放送後(29日午後6時以降)に取材に応じた熊本2区選出・西野太亮 衆議院議員は「衆院選も参院選も負けたという民意を受け止めるべき。政治家の出処進退は自ら決めるべき」としました。
