戦争が私たちの身近な場所で起こったと想像してほしい、高校生たちが富山大空襲の戦跡をめぐるツアーを企画しました。

27日、富山市の護国神社を訪れたのは高校生から50、60代までの20人で、彼らが参加したのは富山大空襲の戦跡をめぐるツアーです。

ツアーは富山大空襲の継承活動をしている県内の高校生によるボランティア団体「輪音」が企画しました。

「輪音」共同代表 西田七虹さん
「自分たちの足を運んで実際に現地に行って実物を見ることによって、より想像力を高められて、本当にこんなに身近で起きたんだという事実を実感できるかと思い開催した」

1945年8月2日、米軍のB29爆撃機174機が富山市中心部に50万発以上の焼夷弾を投下、市街地を焼き尽くしました。

被災者は約11万人、死者は推定3000人にのぼりました。