自民党は近く、議決権のある「両院議員総会」を開催することを決めました。石破総理は「逃げずに説明する」と強気の姿勢ですが、党内の亀裂はさらに深まりかねない状況となっています。
きのう、4時間半にわたって行われた「両院議員懇談会」。続投を表明した石破総理への退陣要求が相次ぎ、党執行部は、中堅・若手議員が求める議決権のある「両院議員総会」の開催は避けられないと判断し、きょうの幹部会合で、近く開催することを決めました。
石破総理は。
石破総理
「ご説明は丁寧に真摯にしていくという他はございません。それ以外に考えておりません。逃げずにご説明するということに尽きます」
一方、「総会」の開催に向けて署名活動を行っていた旧茂木派の笹川農林水産副大臣らは、麻生派の有村両院議員総会長と会談し、「総会」の議題などについて意見を交わしました。
日ごとに狭まる包囲網に、「ポスト石破」のこの人は。
小泉進次郎 農水大臣
「農政改革は必ず一つの大きな節目を乗り越えるというところは、この石破政権で必ずやり遂げておかなければいけないこと」
ただ、党則によりますと、「総会」でも総理の退陣を決めることはできないため、今後は「総裁選」の実施を求める動きも活発化する見通しです。
いまの状況を、党の幹部はこう嘆きます。
自民党参院幹部
「総理も引き際が良くないが“おろし”をしている連中はもっとみっともない」
混乱が収まる気配は見られません。
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