きょう(29日)は、岡山県の奈義町で、県内の歴代最高気温タイとなる39.3℃を観測しました。
また、岡山県では今年初となる熱中症警戒アラートが発表。そんな猛暑が続く中、岡山市の製氷会社では製造ラインでフル稼働が続いています。
肌を刺すような強い日差し。岡山県奈義町では39.3℃を観測するなど、きょうは岡山と香川のすべての観測地点で30℃を超えました。また、岡山県には今年初めてとなる熱中症警戒アラートが発表されました。
「暑いですね。たまらん。家出た瞬間から暑いですね」
「できるだけ外に出るのを控えようかなと。目的のところだけ行ったら、すぐ帰ろうかなと思っています」

連日、危険な暑さが続く中、私たちの強い味方となっているのが…。
(瀬戸大輝記者)
「外はかなり暑いですが、こちら【画像②】は真冬のような環境のなかで作業が行われています」

氷点下のなかで作業が行われているのは、岡山市東区にある製氷会社・アイスラインの工場です。かち割り氷やアイスコーヒー用のカップ氷などを製造していて、作業時間は昼と夜の2交代で1日18時間。まさにフル稼働です。
(アイスライン製造部 石川惠一さん)
「総員60人くらいでやっています。今がちょうど最盛期になっているので、お客様に商品をちゃんとお届けできるように日夜頑張っています」

今年は中国地方で梅雨明けが観測史上最も早かったことや、ここ最近の酷暑で氷需要が特に高まっているといいます。
アイスラインでは、去年と比べて約1.2倍の売れ行きで、1日50トン以上の氷を製造しているということです。
(アイスラインアイス事業部 難波雅彦事業部長)
「涼しい思いができるようないい氷を市場に提供していければなと思う」
厳しい暑さが続く今年の夏。氷の冷たさを求める日々はまだまだ続きそうです。
きょう、熱中症の疑いで救急搬送された人は、午後4時半時点で岡山県で14人となっています。一方、香川県では3人でうち1人が重症の疑いです。
あす、岡山県と香川県には、熱中症警戒アラートが発表されていて引き続き警戒が必要です。