終戦から80年が経つ中、戦争の記憶を後世に正しく伝えていこうという取り組みが行われました。
「平和な今の時代をずっと長く続けることが、私たち生きている人の役目じゃないんでしょうか」

8月15日の終戦の日を前に、岡山県遺族連盟が開いた「平和の語り部大会」です。年々、戦争を体験をした人が少なくなっている中、語り部を育成していこうというのが目的です。
会では、満州で暮らした人や、遺骨収集に参加した人の話が披露されました。平和の尊さを身を持って体験した遺族が語る言葉に参加者は真剣な表情で聴き入っていました。

(岡山県遺族連盟 増本信行事務局長)
「戦争を繰り返さないというために、悲惨な戦争を体験された遺族の記憶を語り継いでいくことが大事だと思います」
岡山県遺族連盟では、戦争の悲惨さや平和の尊さを語り継いでいくため今後も取り組みを続けていきたいとしています。