長野県警が直接飼育や訓練などを行う直轄警察犬に、新たにラブラドール・レトリーバー1頭が加わりました。

県警の鑑識課が運用する直轄警察犬に新たに加わったのは、「サン」と名付けられた、生後11か月のラブラドール・レトリーバーのメス1頭で、7月10日に導入されました。

出典:長野県警広報資料


毛色がイエローで、ヒマワリのイメージにつながったほか、夏真っ盛りの8月生まれだったことなどから、英語でサンフラワーと言われるヒマワリのように太陽に向かって真っすぐに成長してほしいとの願いを込めてサンと名付けられたということです。

県警では、これまで3頭の直轄警察犬で、犯罪捜査や行方不明者の捜索などに当たってきましたが、2024年に12歳と9歳のシェパードが相次いで病気で死んだことから、新たな直轄警察犬の導入を目指して、県外の警察犬訓練所をいくつか視察し、その中から、サンを選んだということです。

県警によりますと、これまでシェパードだけだった直轄警察犬にラブラドールが導入されるのは初めてです。

サンは、活発で、人に懐きやすく、様々なことに興味を持っていたことや、生後半年ぐらいという基準にも合致していたことなどが選定の決め手になったということで、やんちゃな一面もあるということです。

サンは、長野市の直轄警察犬訓練所で、先輩で2歳のオスのシェパード「リキ」とともに訓練を重ね、2026年の3月をめどに警察活動の一線に投入されます。