シロエビやベニズワイガニの記録的な不漁の原因を探る富山湾の海底調査が、29日からはじまりました。

記者「海中ロボットを積んだ調査船が、まもなく滑川漁港を出発します」

これは県水産研究所が国の協力機関とともに実施するもので、能登半島地震による海底地すべりの影響を4日間かけて調べます。

調査には富山県内では初めて2台の海中ロボットを使用。

「ほばりん」が自走しながら海底を撮影し、「江戸っ子1号」が24時間の定点撮影と海水の採取を行います。

県水産研究所 三箇真弘研究員
「シロエビやベニズワイガニの生態について分かっていない部分も分かったらいいなと。少しでも情報提供をして漁業者さんにいち早く安心できるような状態になってほしいなと願っております」

滑川漁港を出発した調査船は、29日は庄川河口からおよそ1.6キロの地点にあるシロエビの漁場を調べます。県水産研究所は、調査結果を来月末に漁業団体に報告するとしています。