北アルプスの唐松岳で、登山道から滑落して両足にけがをした東京都の75歳の女性が、ヘリコプターで救助されました。

救助されたのは、東京都江戸川区に住む75歳の無職の女性です。

大町警察署によりますと、女性は29日の朝、唐松岳の標高およそ2500メートルの牛首付近で、登山道から滑落して動けなくなりました。

女性から「滑落した」との連絡を受けた県山岳遭難防止常駐隊員が、午前7時半前に、大町警察署に通報し、県の消防防災ヘリコプターが午前10時過ぎに、女性を救助し、大町市内の病院に搬送しました。

女性は両足首にけがをしていますが、骨折などはなく、軽傷と見られます。

女性は、友人とともに5人パーティで28日に唐松岳に入山し、29日は五竜岳に向け縦走していました。