岡山県内で今年の上半期に確認された特殊詐欺の被害額が約5億円にのぼることが明らかになりました。
岡山県警によりますと、今年に入ってから先月末までの特殊詐欺の被害額は約4億9570万円で、去年の同じ時期と比べて約3億2700万円の大幅な増加となっています。
認知された件数も去年より61件多い139件でした。中でも、警察官をかたり金銭を要求するオレオレ詐欺が急増していて、被害額は去年と比べて3億円近く増えています。
被害者のほぼ半数が65歳以上の高齢者ですが、SNSなどを使った副業名目の架空料金請求詐欺など、若者の被害も増加傾向にあるということです。
岡山県警では、詐欺の犯人の多くが使う国際電話番号に注意し、相手の身元を確認するよう注意を呼び掛けています。