参議院選挙の敗北を受けて自民党が開いた両院議員懇談会が終了し、石破総理は自らの責任について「出席した議員の意見を踏まえ、適切に判断したい」と述べる一方、現時点では続投の方針に「変わりはない」と明言しました。

石破総理は28日、参議院選挙の敗北を受けて両院議員懇談会を開き、自民党所属の国会議員と意見を交わしました。

懇談会では続投の意向を示す石破総理に理解を示す議員もいた一方、辞任などを求める声も多く上がりました。

懇談会はおよそ4時間半の長丁場となりましたが、終了後、石破総理は自らの責任について出席した議員の意見を踏まえ、「適切に判断したい」と述べました。

石破総理
「私心なく、いろんなご意見をいただいたということを本当によく踏まえて、適切に判断をしてまいりたいということでございます」

一方で石破総理は現時点で続投の方針に「変わりはない」と明言しました。

自民党は党内に「参議院選挙総括委員会」を設置し、参院選の敗北を検証することにしていて、森山幹事長は報告書がまとまった段階で「幹事長として自らの責任について明らかにしたい」としています。