おととい26日に行われた高校野球、夏の鹿児島県大会・決勝。強力打線が爆発した神村学園が3連覇を果たしました。

甲子園出場をかけた決勝は、県大会45連勝で大会3連覇を狙う神村学園と、45年ぶりの頂点を狙うれいめいの対戦に。

れいめいの先発は、準決勝・鹿児島実業戦で150球完投した伊藤。初回を三者凡退、完ぺきな投球で抑えます。対する神村の先発は早瀬。立ち上がりピンチを招きますが、バックの好守で無失点に切り抜けます。

試合が動いたのは2回。神村は2アウトから得点圏へとランナーを進め、打席には先発の早瀬。早瀬のタイムリーヒットで神村が2点を先制します。

その後、互いに点を奪い合い、迎えた6回ウラ。追いかけるれいめいは1点差まで迫り、なおも2アウト満塁と一打逆転のチャンス。神村のマウンドは2番手の千原。れいめいは空振り三振で、ピンチをしのいだ神村。

すると続く7回、神村打線が火を噴きます。打者13人の猛攻でヒット6本、この回一挙9得点で、れいめいを突き放します。

それでもれいめいは、最後まで粘りを見せます。代打攻勢でチャンスを作り、2番・井龍。さらに、ここまでノーヒットだった4番の碇山のタイムリー。

ノーシードから勝ち上がってきた意地を見せるも、神村の壁を崩せず。

15対6で勝った神村学園は、これで県大会45連勝。3年連続8回目の夏の頂点に立ちました。

(神村学園3年・今岡拓夢主将)「3連覇や連勝記録のプレッシャーがあるなか、最後勝ちきれて、重圧が打ち解けた気がして、すごくうれしい。今年こそ準決勝の壁を越えて、日本一になれるようチームでがんばっていく」

県勢初優勝の期待も高まる夏の甲子園は、来月5日開幕です。