埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故からきょうで半年。現場周辺では今も交通規制や悪臭が続いていて、住民の生活に影響が出ています。
今年1月に埼玉県八潮市で起きた大規模な道路陥没事故。トラックが穴に転落し、運転手の男性(74)が下水道管の中に取り残され、犠牲となりました。
事故の影響は住民の生活にも及びました。
埼玉県 大野元裕 知事
「可能な限り水の使用を控えていただき」
県内のおよそ120万人に下水道の利用自粛が求められたほか、営業休止を余儀なくされた事業者も出ました。
現場では、きょうも復旧作業が進められていましたが…
記者
「現場周辺には『通行止め』をあらわす看板が現在も立てられています」
現場の交差点は主要幹線道路が通る「交通の要」。ここが現在も通行止めになっていることで、「住民の足」に影響が出ているのです。
「ここ(市役所)に来るのもちょっと大変。ぐるっと回ってこないといけない。道に慣れないと『こっちかな』『あっちかな』ってやるから、(通常より)時間がかかる」
「他の道路がすごい混むんですよ。やはりあそこ(事故現場)が通れないということで」
現場から出る「悪臭」も消えておらず、課題となったままです。
「(知人によると)臭うらしいんですよ。南風が臭うし北風も臭うし。北風が吹くと駅まで臭うらしい」
埼玉県は事故の影響を受けた事業者や住民に補償を行う方針ですが、具体的なことはまだ何も決まっていません。
埼玉県 大野元裕 知事
「皆さんにご納得いただけるような形で、補償なり、あるいは補助なりといったことに結びつけば」
本格復旧までには5年から7年かかる見通しで、生活への影響はまだまだ続きそうです。
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