中学校の部活動の地域移行に向けた、県教育委員会などによるイベントが27日、愛媛県松山市内で開かれ、子どもたちが学校の部活動以外の競技の魅力などに触れました。

中学校の部活動の地域移行では、外部指導者の採用などによる教職員の負担軽減に加え、地域との連携による多様なスポーツ環境の整備も目指すことになっています。

その試験的な取り組みとして行われた27日のイベントには、小学6年生から中学3年生までのおよそ60人が参加し、県内のプロスポーツの選手やコーチからアドバイスを受けるなどしていました。

また、テニスとバレーを掛け合わせた「タスポニー」など、学校の部活動以外の競技や参加者との交流も楽しんでいました。

(参加者)
「普段は陸上競技をしていて今回は野球をしました」
「体の使い方とかが参考になったので、陸上競技に生かしていきたい」
「コーチの人がめっちゃ分かりやすく楽しく教えてくれて、そのスポーツのよさが知れてよかった」

(県教委保健体育課・近藤博隆さん)
「部活動自体が持続できる、子どもたちがやりたいことがやれる、そういった子どもにとって一番いい方向をこれをきっかけに探っていきたいと考えている」

県では今後もこうした取り組みを続け、部活動の地域移行の方向性を検討したい考えです。