戦後80年を迎えた2025年も核兵器の廃絶や世界の平和を訴えながら岩手県内各地を回る「平和キャラバン」の出発式が盛岡市で行われました。

この取り組みは労働組合団体の連合岩手を中心に3団体で構成する「県平和運動実行委員会」が毎年この時期に行っているものです。
県公会堂の前で行われた出発式には、各団体の関係者およそ60人が集まりました。

実行委員長を務める連合岩手の伊藤裕一会長から各キャラバン隊の代表者にデモ行進や集会などの際に使われる横断幕が手渡されました。

(県平和運動実行委員長 伊藤裕一連合岩手会長)
「戦争というものが記憶から薄れていっていると思う。その中で(戦後)80年の節目を契機として、改めて平和の尊さをしっかり訴えていきたい」

キャラバン隊は28日から31日まで県内3つのコースに分かれて、核兵器の廃絶と平和の実現について呼びかけ、最終日には盛岡市で大規模な集会も行われます。