トランプ関税の合意に 各業界は?
あらゆるものに課せられる15%の関税。
養殖したブリをアメリカに輸出している会社は...

グローバル・オーシャン・ワークス 増永勇治社長
「(関税率は)相手が決めることなので、どっちに転んでもいいような対応を今後も考えていく」
30年以上前から「白だし」を輸出している会社は...

七福醸造 犬塚元裕社長
「本音を言えば、もう少しなんとかならないかなというのはある。私たちが企業努力でやれるのは1%とか1.5%とかの話なので」
そして、焦点だった自動車関税も、27.5%から15%に引き下げられました。
まずは胸をなでおろす部品メーカーも少なくないようです。

テイン 渡邊宏尚執行役員
「まずはポジティブかなと。また一歩前進してきちんとした体制を整えられると判断している」
トヨタ自動車の佐藤社長も...

トヨタ自動車 佐藤恒治社長
「15%という関税自体は決して影響小さくはないが、大きく前進をしたので、しっかり見通しを立てて必要な対応を取り組んでいく」
合意を受け、株価も今年の最高値を更新。経済界からも...

筒井義信 経団連会長
「(日本政府が)粘り強い交渉を長期にわたって続け、それが実った合意内容だと高く評価している」
石破総理も、合意の成果を強調します。
石破茂総理大臣
「守るべきものは守った上で、日米両国の国益に一致する形での合意を実現することができました」
8回にわたる訪米が実を結んだ形の赤沢大臣は、最終回の交渉について...
赤沢亮正経済再生担当大臣
「国益をかけたギリギリの真剣勝負」
その交渉のテーブルでトランプ大統領の目の前には、金額が上積みされた手書きの数字が。日本側は、何を取り引き材料にしたのでしょうか。