鹿児島市天文館の交差点で24日夜、市電と軽乗用車が接触しました。市電と車の接触事故は今年度すでに11件起きていて、市交通局は注意を呼びかけています。
鹿児島市交通局などによりますと、24日午後7時半すぎ、鹿児島市呉服町の交差点で、直進していた市電と右折しようとした軽乗用車が接触しました。
(事故を目撃した人)「向こうから電車が走ってきて、警笛の音がしてその瞬間にガシャーンと鈍い音がした」
市電の乗客・乗員およそ10人と、軽乗用車を運転していた50代女性にけがはありませんでした。
軽乗用車は右折の際、軌道敷の前で一時停止してから進入し、直進してきた市電と接触したということです。

こうした市電と車の接触事故は昨年度32件で、今年度はきのう24日までに11件発生しています。このうちほとんどは、車が交差点などを右折する際に発生しています。
鹿児島市交通局は「右折の際は軌道敷の手前で停止し、前方だけではなく、右後方から走ってくる市電にも注意してほしい」と呼びかけています。